方向性地絡継電器(DGR)の試験

 ※以下の継電器設定を例に説明を行います。

電流整定タップ 0.2A
電圧制定タップ 5%(完全地絡電圧3810V)
最高感角度

(試験方法は継電器単体試験、試験用電源は他電源)

試験方法 判定基準
1、動作電流値試験 JIS規格では、零相電圧を整定値の150%にし、位相角を最高感度角に調整し、
0から徐々に電流を流し継電器が動作する値を測定すると規定しています。
整定値に対し±10%
2、動作電圧値試験 JIS規格では、零相電流を整定値の150%にし、位相角を最高感度角に調整し、0から徐々に電圧を印加し継電器が動作する値を測定すると規定しています 整定値に対し±25%以内
3、位相特性試験 JIS規格では、零相電流を整定値の1000%、零相電圧を整定値の150%にし、位相角を不動作領域から動作領域へ移相していき継電器が動作する値を測定すると規定しています。測定は進み、遅れの2点を測定します。 製造者が明示する範囲
4、動作時間試験 JIS規格では、零相電圧を整定値の150%にし、位相角を最高感度角に調整します。零相電流を整定値の130%、400%の動作時間を測定すると規定しています。 電流整定値130%に対し0. 1〜0. 3秒
電流整定値400%に対し0. 1〜0. 2秒
(※動作時間が整定できるタイプは、最小時間の場合)
◎負荷開閉器との連動試験の場合
 電流整定値の80%に対しては、不動作
 電流整定値130%に対し0. 4秒以内
 電流整定値400%に対し0. 3秒以内
5、慣性特性試験 JIS規格では、零相電圧を整定値の150%、零相電流を整定値の400%にし、位相角を最高感度角に調整します。この状態で、50ms間電圧と電流を継電器に加え継電器が動作しない事を確認します。
最小慣性動作時間測定について
※JIS規格では、50msのみですが、出力時間を増やしていき最小の慣性動作時間を測定していくと毎年の継電器の特性変化が把握できます。
 慣性試験機能は、最小慣性動作時間を測定できるように1ms単位で設定できるようになっています。
試験条件の出力を50ms出力した時に、動作しない事

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